
株式会社あえる
小池 啓矩
逆境からチャンスを掴め
人生には、理不尽な環境に身を置かなければならないことや、困難にぶち当たって挫折することが必ずあります。そんなときは迷わず、腐らず、行動することが大事だと思っています。ひとつ行動すれば、ひとつの結果が出ます。たくさん行動すれば、たくさんの結果が出ますよね、良い・悪いにかかわらず。
行動を増やすことは結果を増やすこと、そして結果が増えると一つの結果に依存しなくて良くなるんです。
理不尽や困難に対して愚直に向き合い、人の何倍も行動すれば、理不尽や困難に依存しなくて良くなる。
この状態になれたときに、ふと道が開けたり、理不尽な環境や困難を打開するための答えが見つかるんです。
実は、その道や答えって「チャンス」っていうんですけどね。もちろん運の要素もありますが、運に頼らずともチャンスって実は掴めちゃうんです、それも理不尽や困難っていう逆境から。
ですから、たくさん行動してたくさん結果をつくり、逆境からチャンスを掴みましょう。
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ヒストリー
■幼少~学生時代
兄弟がいる人には共感していただけると思いますが、昔から兄と比較されて褒められず育ったため、褒められたい欲求が無茶苦茶強い子どもでした。その反動で、小中学生の頃は勉強を人一倍頑張りました。家で褒められないけれど学校では褒めてもらえるので(笑)そのおかげで成績は良かったです。そんな僕は、高校3年生の時に出逢った先生の「世界征服がしたいと思って教師になった。自分一人では出来ないけれど、たくさんの教え子に意志を伝えていけば、教え子がいい社会を作ってくれるから。」という言葉に触発されました。「あぁ、そうか。教師になれば社会が変わるんだな。」そう思って教師を目指し、愛知教育大学へ進学。しかし、入学後2週間で教師になるのが嫌になります。理想の教師像と愛知教育大学の学生に大きな乖離がありまして(笑)それでも、教育者になる願望は強く、塾のアルバイトは4年間続けました。
■社会人時代
目指す教育者像は、社会が変えられる影響力のある人。まずはいろんな人を知るために人材系を目指して就活を始めました。しかし、あまりの受からなさに嫌気が差してボーカルのオーディションを並行して受けちゃいました。結局、派遣会社へ就職したのですが、オーディション結果が就職先の内定と同じタイミングで合格と知らされた時は本当に驚きましたし、苦渋の決断でした。にも関わらず、結論からお話すると、そんな僕の人生をかけて入社した会社が漫画みたいなところだったのです(笑)営業・人材コーディネーター・請求・給与管理・労務・採用・広告・社内システム入れ替えまで、マネジメント以外の全ての業務を経験し尽くしたぐらい業務はハードだし、お仕事からは社会のディープなところをまざまざと見せつけられました。その内容はコンプライアンス的に割愛をしますが、次こそは良い企業に入ろうと思って、経済産業省指定のダイバーシティ推進起業100選に認定された大手の企業へ転職しました。でもこちらも漫画みたいな会社で(笑)蓋を開けてみると23時間労働が続いた日々もあるくらい過酷な労働環境でした。そこで、当時広告で見つけた退職代行サービスを使い思い切って退職しました。
■社長になったきっかけ
実は派遣会社を辞めてからすぐに、上司から起業のお誘いを受けていまして。2社目で働きながら水面下で準備を進めていたんですが、退職を機に開業させることになり、採用関係の事業を始めることにしました。ですが、またここで漫画みたいな展開に。相方が会社を辞めて来ず、でも代表権はあちらにあって(笑)結局ひとり広告代理店みたいな仕事で繋いで何とか収入を得ていました。そんな時に出向いた経営塾の入塾説明会で出逢った方に、株式会社あえるの話をいただきました。教育事業への想いはもっていても経験のない僕に、まずは経営をしながら経験を積んでみたら?と。開業後も紆余曲折ありましたが今ではデザインや動画作成、事務・ブログ代行などの自分が得意な領域へシフトし順調な毎日です。
メッセージ
■今後のビジョン
【名古屋の採用シーンを変える。そして全国へ。】
これまでの採用シーンって、実は間違ってたんですよ。就業条件で募集して、ちゃんとビジョンにマッチする人が来るわけがない。本当に、一緒に会社を大きくしてくれる人材が来るわけないんです。ちゃんとビジョンや夢、課題を語らなきゃ。そこを解決したのがWantedlyっていうサービスなんですけど、あれはあれで文章や写真しかないんですよね。
本当の熱量は動画か対面でしか伝わらない。動画では嘘がつけないんですよね。嘘がつけないから大企業とも勝負できる。隠れた魅力や、共感を集めるビジョンをもつ中小企業を輝かせることができるのが動画なんです。
あえるの採用動画は初期費用50万円、月額メンテナンス料2万円で提供し、中小企業でも大きな企業と変わらないレベルの採用力を備えられる媒体として普及させていきたいです。最初はYouTubeなどに投稿していきますが、ゆくゆく動画数、アクセス数が高まればポータルサイト化し、ナビ系サイトに代わる求人・求職プラットフォームを創り出します。あえるが作りたいのは堅苦しい動画ではなく、社長さんや社員さんのビジョン、魅力、面白さ、立ち塞がる課題とそれを解決する為の取り組みなどを伝えていく共感系動画。一番輝いている人の一番輝いている姿を切り取り、求職者の方々へ伝えていきます。そのためにも、世界で一番お客様の魅力を引き出した採用動画を一緒に作ってくれる仲間を増やしたいですね。それも楽しく。『わちゃわちゃ』しながらいい会社を作っていきたいです。
■学生へメッセージ
武道には「守破離」という考え方があります。まずは「形」、つまりやり方を覚える。教えてもらったやり方、真似すべきやり方を100%そのまま実行し徹底的に極めるのです。次に「破」、自分のやりやすいようにやり方を変えてみる。それを徹底的に構築する。最後に「離」、最初に学んだやり方から転じて、オリジナルのやり方を創り出す。つまり、人と違うこと、人より優れたことをやりたいならば、きちんとステップを踏まないと出来ません。よく、「なにか新しいことやりたいんです!」「人と違ったことをやりたいんです!」と言われますし、実際そう思っている方って多いんじゃないかと思います。でもちょっと冷静になってほしい。新しいことはそもそも必要なのか、人と違うことは良いことなのか。やりたいことの大きさと、やらなければいけないことの大きさは比例します。やりたいことが大それているならば、やらなければならないこともたくさんあるということ。特別なことでなくていいので、人と同じこと、人がやっていることを3倍・4倍行いましょう。あえるで『わちゃわちゃ』すれば、あっという間ですよ。