
ワールドネクサス協同組合
伊原 博司
焦らず、奢らず、休まず、諦めず
事業を組み立てる上で、1から100まで完璧な組み立てをするのではなくて、なんとなく自分の直観的な考えで今まで進んできたなと思います。言ってしまえば、今までの人生って勘と運だけです(笑)失敗もいっぱいあるけど、良い方に勘が働いたなとは思っています。まあでも、日々思い悩む毎日ですけどね!綿密に考えすぎずチャレンジして、逆に能天気な自分だから方向修正してこられたのかもしれません。だけど、チャレンジする時は誰よりも一生懸命やるべきだと思うので、そこで見えてくる過程、そして成果が出て更に見えてくるものって色々あると思うので、それを経験していくっていうのが人生では必要なんだろうなと思うんですよ。まあ、諦めるともうそれで終わり。諦めなければ成功に繋がると思ってやってきました。SHARE シェアする
プロフィール
生年月日 | 1967年1月2日 |
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出身地 | 名古屋市昭和区 |
特技 | 楽観的に考えること |
休日の過ごし方 | ゴルフ、スキューバダイビング、BBQ、 キャンプ、旅行(神社仏閣巡り、海外) |
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好きな食べ物 | 焼きそば、ゆで卵、ハンバーグ |
尊敬する人 | ゼネコン時代の上司 |
ヒストリー
幼少期~学生時代
中学生時代まで、学校が終わったらすぐに遊びに行って暗くなるまでずーっと外で遊んでいるのが当たり前でした。勉強は、自分が頑張ればどうなるんだろう!というのが知りたくて頑張った時は、中学3年生の時に1学年で250人位の生徒の中で学年1位を取ったことがあります。また、子供ながらに人付き合いも上手くできていたのかなとは思います。やんちゃな子とも普通に喋っていたし、自分の周りでいじめられる子がいるのが嫌だったので、いじめられそうな子も仲間にしちゃっていたような子供でしたね。とはいえ、特段情報を沢山持っていたわけではなく、知識がなく恥ずかしい思いも沢山してきましたよ。思い返してみると、小学校の時になりたい職業を聞かれた際、友達が答える弁護士、国家公務員等の職業、どれ一つわからなかったです。そんな私が小学校の卒業文集で書いたのは、絞りに絞って知っている言葉を選んで書いただけの、発明家です(笑)
社会人時代
確かに発明家、研究者になりたいというのは、小学生から思っていました。ですが家庭の事情で経済的に大学へ行くゆとりがなく高校を出てフリーターに。周りからちゃんとした就職をした方が良いよと言われ紹介されて、運の良いことに大手ゼネコンに入れたんですよね。一応、大学受験だけはしたので、受かった大学名を聞かれて答えたらゼネコンに受かっちゃいました(笑)バブルという時代もあってのことと思います。
高校生の時に建設業のアルバイトもやっていたこともあり、入社後すぐに現場監督を任せてもらいました。20代前半で入社し、同期は皆大卒でした。そんな中に普通科の高卒が混じって働き始めたわけですが、8~9年程お世話になりました。入社してそれ位経った時に地元のゼネコンに声かけられて、そしてもう一つ声かけられ、30代後半で役員になりました。30代後半からは介護事業を手掛け、かれこれ10年以上介護事業に携わる中で人手不足があったのを機に、海外の人材事業として協同組合を作るという活動もしました。
起業のきっかけ
結論からお話すると、地元の総合建設業で新規事業を立てようという話が出て、社長になるご縁をいただきました。当時携わっていた建設部門の役員の他に、経理総務部門の役員も兼任していたので、銀行との折衝やら何もかもやっていたことが新規の事業計画を創るのに活きて、周りから推薦していただきました。
最初はゼネコンと両方やっていたのですが、ゼネコンを離れて介護事業だけにシフトし、社会福祉法人格を取得しました。介護事業における人材不足があったため、海外人材を採用したいと思って取り組んだ際、事業が活性化していくのがわかり、これは他に困っている法人さんにも広げていきたいという想いが生まれ、海外人材事業を始めました。
メッセージ
今後の目標
総合建設業で20年位、介護事業ももう12~3年やっているので両方のノウハウを活かしていきたいと考えています。介護事業ですと、もう1つ2つ施設を造りたいと思っていますし、この2つの事業の知見がありますので、どこかのコンサルティング的なことができると良いなっていう思いもあります。
また、この何年間か海外を色々回る中で、東南アジア、東アジア等と繋がっていっているので、これを充分に役立てる海外人材事業を継続的にやっていきたいなと思います。加えて、この事業からは人材だけじゃなくて、もっと繋がりが広がり、貿易も一緒にやりましょうっていう人も現れているので、そういう事もやってけると良いのかなって思うのが今の目標です。ただ、年齢的にはそろそろ次世代に移していかないといけないなと、次世代育成を考え出している今日この頃ですね。
学生へのメッセージ
時間のある学生時代のうちに、自分がどういうふうに在るべきか・どういうスタンスで取り組んでいくのかっていうのを今一度考えていく時間にして欲しいなあと思います。例えばイチロー選手。自分に何か秘めたものがあったから続けられたのだろうなあと思います。どういうふうに自身が在りたいか、それに近づくために振り返って今までの自分に足らないものって何だろうと考え、その自分自身の理念を持って取り組んでいくのが大切なのだろうなと考えます。
私が10代後半、社会人としての意識を考えなければいけないっていう時に思っていたのが、次の自分への戒めの言葉でした。“焦らず、奢らず、休まず、諦めず”。これ以外にも一生懸命って言葉も好きで、今でも座右の銘にしています。
また、若い人には経験工学が大切で、人の振り見て我が振り直せ、も大事だけどやっぱり自分で経験していった方が、成し得るものが大きい。ぜひ経験を増やしていってください。